今回のHubSpot製品アップデートで注目すべき機能は、HubSpot CMSやHubSpot Videoがあげられますが、もうひとつ、HubSpotコミュニケーション機能も見逃せません。
HubSpot CEOのブライアン・ハリガンは、「今後重要なことは商品を10倍よくするより、顧客体験を10倍良くする(スムーズにする)事だ」と話していました。つまりHubSpot コミュニケーション機能は、顧客体験を10倍良くするために開発された強力な武器なのです。しかもHubSpotユーザーならすべて無料です!
それでは、アップデートされたHubSpot コミュニケーション機能について詳しく見ていきましょう。
あなたが朝起きてから夜寝るまでに利用しているサービスを思い返してみてください。
シェーバー、音楽ストリーミングサービスなど、起業して10年以下のスタートアップ企業が含まれてはいませんでしたか?
シェーバーなどは、全く新しい商品ではありませんし、商品の質で違いを出すのが難しいです。それでは何が違うのでしょう?
それが、「提供のしかた」です。
今や多くのユーザーが、インターネットで商品を探し、Webサイトのチャットから問い合わせをして、Eメールでフォローアップを受け、電話で詳細を聞きたいと考えています。この一連の流れに無駄な営業は一つも入らず、ユーザー自身で完結しています。
今選ばれている商品はこの一連のプロセスを止まることなくスムーズに提供することに成功しているのです。
しかし、他の多くの商品やサービスはどうでしょう?
マーケティング・営業・サービス間で情報が共有できない事や、カスタマーサポートへの対応が整っていない事により、スムーズな顧客体験を提供できていない企業が多いと思います。
その状況を根底から変えるのが、HubSpotコミュニケーション機能です。
HubSpotコミュニケーション機能では、「ライブチャット」、「チームの共有アドレス」、「チャットボット」のツールにより、ユーザーとのコミュニケーションをシームレスかつスムーズに行うことができるのです。
情報で溢れかえっている今、ユーザーは「すぐに」「自分に必要な情報だけ」を取得したいと考えています。
そこでライブチャットの出番です。
チャットを使用することで、ユーザーはWebサイトの中をいちいち探し回ることなく情報を見つけることができます。企業側はマーケティング、セールス、サービスのメンバー担当できるよう、チャットの内容を全員で共有することができます。
各チームが情報共有することによりユーザーに合わせた最良の営業プロセスを迅速に作ることができるのです。
今までマーケターは、来たメールにすべて目を通し、スパムかどうかをチェックし、誰に担当を割り振るかを判断して、その都度振り分けなくてはいけませんでした。
タイムロスや手間がかかり、ミスも発生する作業です。
このチームEメールでは、セールスチームやカスタマーサポートチームが連絡を取りやすいように、全ユーザーのメッセージはHubSpotの受信ボックスに届き、すべて記録されます。
チームの共有アドレスに届くことで、どんなEメールも見落とさず、各チームで確実に対応する事ができるようになります。
「よくあるお問い合わせ」の対応に追われていませんか?
チャットボットを設置することで、これからはユーザー自身が問題を解決できるようにしましょう。お問い合わせ内容の回答をボットに登録し、ユーザーの質問に自動で答えられるように設定するのです。
複雑な質問には人が対応し、単純な質問は自動化する。
チャットボットで仕事の生産性を高めましょう。
ビジネスシーンでは、Slackの利用が多く見られるようになっています。
今やアメリカを中心とする多くの営業担当者が、Slackを使用していると言われています。
HubSpotでは、取引の動き、アポイントメント、タスクを、営業担当者にSlack上でお知らせする機能があります。また前述したライブチャットへの返答も、Slackで行うことができます。日本のSlackの利用者にも朗報ですよね。
ここまで見てきたすべてのコミュニケーション機能はHubSpotユーザーには無料で提供されます。単機能のツールをバラバラで使うより、HubSpotだけですべてが完結できれ、効率化・コスト面でもメリットが大きいですよね。
今のような成熟社会では、商品をさらに良くするよりもいかに顧客体験をスムーズにするかが重要である、という考えに共感される方も多いのではないでしょうか。
そのためにはマーケティングと営業に力を注ぐだけでなく、カスタマーサポートも含めた、顧客を中心としたすべてのコミュニケーション設計をする必要があります。
そのために装備されたHubSpotコミュニケーション機能。特にチャットボットはこれから営業ツールとして主流になっていくのではないでしょうか。一度是非ご検討ください。