宮古島にオフィスをつくる理由
仲間が心から助け合い称え合う、新しいはたらきかたへの挑戦
「どうせできるわけない!」
そう言われ続けた宮古島オフィスがオープンして、5年が経ちました。現在、東京からの移住2名、宮古島出身のUターン3名の合計5人のチームで仕事をしています。本社のスタッフが2〜3週間のリゾートワークに参加することも増えてきました。
3年かけたプロジェクト
インターネットで距離に縛られないワークスタイルが実現した今、Web制作者が沖縄の離島で仕事をすることには大きな意味がある。地域での仕事づくりにも貢献できるはず。
そう考えて、3年にわたって準備を進めてきたプロジェクトでした。
宮古島の仲間と一緒に、島におけるITワークの可能性・重要性を話し合い、IT企業のサテライトオフィス受入の受け皿となる関連会社を立ち上げました。宮古島市の政策をサポートし、IT企業の誘致などの支援を始めているこの会社は「Webクリエイターを充電し」「地域を充電する」という想いを込めて、"Re:charge"と名付けられています。
以来、宮古島にITビジネスの拠点を作るべく様々な活動を行っていく中で、宮古島中心地近くの平良港にある「平良港マリンターミナルビル」をITサテライトオフィスとして活用するプランに協力できるチャンスをいただきました。
平良港マリンターミナルビル
フェリーのターミナルとして長らく利用されてきたビルですが、2015年に伊良部大橋が完成したことで、伊良部島への定期運行便が終了し、用途が限定的になりました。現在は宮古島市の所有となり、新たな活用方法が求められています。
船を待ちながらおしゃべりしたり、平良に来るおばあを待ちわびたり、帰っていく恋人を見送ったり・・・このターミナルは長いあいだ、たくさんのドラマを見守ってきました。
街の中心にも近く、海に向かっていて、セミナールームやカフェテーブルなど、人が集まることのできた施設。
少し寂しくなってしまったこのマリンターミナルビルを、コワーキングスペースとして活用することで、前向きな若者たちの賑わいを取り戻したいと考えています。
宮古島ICT交流センター
現在、全国のIT企業向けにサテライトオフィスとしての提案を進めるべく準備が進んでいますが、入居企業第1号として私たちタービン・インタラクティブが宮古島オフィスをオープンすることになったのです。
※実現に向けてご支援を続けてきたプロジェクトは、2019年10月に「宮古島市ICT交流センター」としてオープンいたしました。
宮古島ブログ:宮古島ICT交流センターへ行ってきました。
都会でのお仕事に違和感を感じているみなさん、一度、宮古島に来てみてください。
見たこともないような美しい海が広がり、空はどこまでも広く、星はきらめき、人は温かい。
忘れていた優しい気持ちを、前に向かう力強い冒険心を、きっと思い出すと思います。
フォトギャラリー
通勤は歩いて5分。インターネット回線も高速で、コンビニやカフェ、ビーチでさえも歩いていける距離にあります。
この島に滞在しての仕事は、都心のオフィスとは確実に違う経験となるでしょう。
宮古島は沖縄本島からさらに約310kmの南の島、東京からの距離は2,040kmです。
飛行機で3時間のフライト、オフシーズンの早割運賃なら片道1万円代ということもありますから、思ったより簡単に行けます。
宮古島でワーケーション!
実際に名古屋オフィスの新入社員がワーケーション制度を利用して宮古島を訪れてくれたのですが、何事も問題なく普段通りに仕事をすることができていました。
名古屋・東京の仲間との会議はオンラインで実施することができ、オフィスの目の前に広がる海を眺めながら仕事を進めていくことができます。
そして、休日はすぐに宮古島の観光スポットを満喫できるのです。
そんな彼女たちの2週間のリゾートワークの様子がこちらです。
いかがでしょうか?
こんな働き方ができるなんて、ちょっとワクワクしませんか?
理想的なはたらきかたを試すには、いろいろなことを考える必要があり、会社が負担するお金も結構かかります。そして、冒頭のご意見をいただくことになります。
「どうせできるわけない」
企業が「地域での仕事」というとすぐに、コストの削減が目的であるように思われるからでしょうか。
しかし、今回のプロジェクトが目指すのはあくまで「楽しくはたらくことで、仕事のクオリティを上げる」こと。スキルや意識の高い仲間が心から助け合い称え合う、新しいはたらきかたへの挑戦なのです。
まだまだ考えなくてはいけないことがありますが、メンバーのアイディアを集めて一緒に考えていきたいと思います。
スキルを活かしながら、楽しい仲間と新しい環境で自分を見つめなおす宮古島オフィス。
気になったら、まずは宮古島レターの購読から始めてみてください。
「きっとできるはず」
そんな想いに賛同してくれる、Webクリエイターのご参加を、心よりお待ちしています。
メディアで紹介されました
- 働き方改革の最終形態!? 宮古島で夢の「離島テレワーク」(ITmediaビジネスオンライン2018.8.22)
- 宮古島で叶える働き方。「テレワークの楽園」を目指しUIターンの雇用も創出(離島経済新聞 2018.5.14)
- 観光リゾートの宮古島を「多様な働き方を可能にする場所」に(日経BP新・公民連携 2017.3.1)
- ICTを活用し、島で働き、暮らす テレワーク@宮古島未来会議 in Tokyo 2017(離島経済新聞 2017.2.27)
- サテライトオフィス開設/市、IT企業を誘致(宮古毎日新聞 2016.8.6)
- 勤務は1日4時間 沖縄・宮古島で新ワークスタイル(沖縄タイムス 2016.8.6)
- タービン・インタラクティブ、宮古島オフィスが始動(宮古島経済新聞 2016.8.6)
- ここがリモートワークの天国なの?沖縄県宮古島に行ってきた(LIG 2016.4.11)
宮古島オフィス所在地
〒906-0013 沖縄県宮古島市平良下里108-11 平良港ターミナルビル2F
TEL/FAX 0980-79-5744