本文にスキップする

株式会社シー・エス・エス様

「安定を壊せ」——50周年の節目に示された未来への決意。シー・エス・エスが仕掛けるインナー&コーポレートブランディング

css_logo

株式会社シー・エス・エス様

  • 公開日:2026年03月16日

システム開発・ITソリューションにおいて50年の歴史を誇る株式会社シー・エス・エス様。
「50周年」という節目を迎え、これまでの歩みと未来への決意を社内外へ示す特設サイトを構築しました。

周年サイトは「過去を振り返る年表と挨拶」に留まってしまうケースも少なくありません。
しかし本サイトでは、「安定を壊せ。AIと共に、次の未来を実装する。」という力強いCEOメッセージを軸に、確かな信頼と、時代を切り拓く柔軟な挑戦姿勢を鮮やかに表現しています。

関わるすべての企業へ期待感を与え、社内のエンゲージメントを高める周年サイトをどうデザインしたのか。本プロジェクトをリードした社内ディレクターの視点から、その設計思想とクリエイティブの裏側を紐解きます。

  • css-50th

信頼と未来へのビジョンを届ける「決意表明」

── プロジェクト発足の背景と、50周年に込められたクライアントの想い

50年にわたりIT業界の第一線で事業を展開されてきたシー・エス・エス様。
今回の50周年特設サイト制作において最も重要視されたのは、
「自社がどのような歴史を歩み、今どのような姿勢で、これからどんな未来を目指すのか」
を明確にし、お客様やパートナー企業といったすべてのステークホルダーへ伝えることでした。

今後は生成AIを積極的に活用し、時代の変化に即した新しい仕事のやり方を先陣を切って提示していく──。
トップが掲げる「安定を壊せ」というメッセージは、過去の成功体験に安住せず、次の未来を実装していくという強い変革の決意です。

「50年の歴史を持つ企業」でありながら「常に進化を続ける創造的なパートナー」としての存在感を確立し、これからの展開に期待を持っていただくためのブランディング基盤が求められました。

「誠実な信頼感」と「ポップな挑戦心」を同居させるデザイン設計

── 相反する要素をまとめ上げ、企業カルチャーを可視化する工夫

お祝い感と歴史の重厚さを担保しつつ、モダンで洗練された印象を与えるため、デザインやコンテンツの魅せ方に細やかな戦略を落とし込みました。

【デザイン・トーン】コーポレートカラーの赤と余白が生む「洗練とポップさ」
コーポレートカラーである「赤」を基調としながらも、広やかな余白(白)を確保することで、「誠実さ・信頼感」と「現代的な洗練さ」を両立させました。
また、従来のコーポレートサイトと比較して、あえて柔らかなディテールやポップなイラストを配置。これにより、「未来に向かって軽やかに挑戦していくベンチャーマインド」を視覚的に表現しています。

【Historyとコンテンツ】歴史を「過去」ではなく「2035年への通過点」として魅せる
沿革(History)は単に過去を懐かしむ内容ではなく、2035年の目標である「グループ連結売上高100億円」へと繋がる“通過点”として50周年を位置づけました。これにより、読者に対して「常に進化し続ける企業」としての期待感を創出しています。
また、ブログコンテンツでは技術的な話題にとどまらず、「オリジナルキャンディー制作の裏側」や「若手エンジニアの遊び心」「復帰社員(アルムナイ採用)のリアル」など、“人”にフォーカスした企画を充実させました。技術力の高さだけでなく、血の通った温かい社風や働きやすさがダイレクトに伝わる設計にしています。

【Voices(社員の声)】顔が見えるフラットな構成とダイナミックなUI
「50年の歩みは、社員一人ひとりの歩みの集合体である」というメッセージを体現するため、経営陣から若手、さらには社外のパートナー企業様まで、立場を超えてフラットにメッセージを並べる構成を採用しました。
証明写真のような堅い写真ではなく、自然な笑顔やリラックスした表情を多用して親しみやすさを演出。UI面では、スクロールに合わせて次々と多様なメンバーのメッセージが現れる動的な演出を取り入れ、会社全体の活気と多くの方々に支えられているスケール感を直感的に伝える設計としています。

  • css50th_img01

多様な熱量を美しく紡ぐディレクション

── ありきたりな周年サイトにさせないための進行管理

多様な立場の方々からメッセージや原稿を募る中で、制作上の最大のポイントとなったのは「個々のリアルな熱量を活かしつつ、サイト全体として美しい調和と一貫したトーン&マナーを保つこと」でした。

ディレクターの工夫:
「さまざまな方の声が集まることで、シー・エス・エス様が長年かけて築いてこられた多角的な信頼関係や、多様性のある社風が自ずと浮かび上がってきました。
そこでクライアント様が集めてくださった一つひとつの大切なメッセージに対し、デザイン上のレイアウトや文字数・視覚的なバランスを緻密に調整。各コンテンツの独立した魅力を引き立てながらも、全体としてまとまりのある上質なWebサイトへと昇華させました」

プロジェクトを終えて(ディレクターズ・ボイス)

── 歴史と先進性が生み出す、新たな共創へのプラットフォーム

「今回の50周年特設サイトは、『50年の確かな歴史を持つ企業』でありながら、『生成AIを活用し、多様な働き方を推進する柔軟で先進的な企業』という、非常にユニークで強いポジショニングを確立する強力なブランド資産になったと感じています。
 
特に採用活動においては、トップの力強いビジョンと社員の皆様の温かいリアルな声が同居していることで、求職者様が働くイメージを持ちやすく、カルチャーフィットを見極める心強いツールになると確信しています。
また社内においても、2035年の目標という未来を共有し、自社への誇りとエンゲージメントを再確認するハブとなっていれば幸いです。

今後、社内からのポジティブな反響はもちろん、顧客やパートナー企業の皆様へ本サイトが届くことで、『安定感だけでなく、新しい技術へ挑戦する姿勢が頼もしい』『この会社となら面白いビジネスができそう』といった、新たな共創や引き合いにつながる声が広がることを心より願っております」

サイトデザイン

  • css50th-design