RELATION
株式会社Hakuhodo DY ONE様
組織統合に伴うMA基盤の完全一本化。新たなブランドを体現する「情報発信プラットフォーム」の構築
Hakuhodo DY ONE様は、2024年4月に株式会社アイレップとデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)の統合により新たに設立したデジタルマーケティング会社です。高度な運用力と技術開発力、戦略立案力やクリエイティビティを強みに、統合的なデジタルマーケティングサービスを提供しています。
新会社の設立という大きな節目において、二社で運用していたオウンドメディアやナレッジが分散していること、さらには裏側のMA基盤であるHubSpotアカウントやリード情報の統合が大きな課題となっていました。
そこで同社は、統合以前から二社双方のオウンドサイト保守運用を担い、両サイトの構造やHubSpot環境を深く熟知していたタービン・インタラクティブをパートナーに選定。
Webサイトの表面的な統合だけではなく、HubSpotへの深い知見を活かし、氏名や属性情報、サイト内の閲覧履歴等の顧客データの集約や、ワークフロー・HubDBを駆使した高度な運用設計を支援することで、安定的な運用を可能にする、強固なマーケティング基盤の再構築を実現しました。
PROJECT ISSUES AND SOLUTIONS
プロジェクトの課題と解決
01.組織統合に伴うオウンドメディアの分断とナレッジの分散解消
会社統合した当初はサービスやナレッジが各サイトに分散しており、ブランドの全体像を俯瞰しづらい点が課題となっていました。
リニューアルでは、両社のオウンドメディアをHakuhodo DY ONEのひとつのメディアとして新たにリブランディング。「デジタルマーケティングの視点から、ビジネス・社会に『驚き』と『価値』を創出するメディア」を目指し、最新トレンドや実践的ノウハウ、最先端の事例などの実用的なコンテンツを幅広く提供するメディアへ刷新しました。
サービスに関する基本情報はコーポレートサイトへ集約し、今回のプロジェクトで統合した新オウンドメディアは、記事やセミナー・ダウンロード資料などのコンテンツを主軸に据えたメディアへと役割を再定義しています。これにより、各部門からの情報発信における社内の「交通整理」を円滑にし、容易な情報設計を実現しました。
02. 二重化していたHubSpotアカウントとリード情報の完全一本化
会社が統合されるまで両社それぞれで運用していたコンタクト情報は、一元化に向けてデータベースを統合していくステップが必要な状態でした。
この課題を解決するため、二社それぞれの環境を精査し、一アカウントへの完全統合を実施しました。先行して統合済みであったSalesforceの名寄せルールをベースに、HubSpot側の仕様に合わせた重複処理ルールを最適化することで、コンタクト情報を一本化。ハウスリストやサイトコンディションを横断的かつ深く一元分析できる、強固なマーケティング基盤を再設計しました。
03.機能上限を突破する、ワークフローを活用した大量フォーム運用設計
統合に伴い、セミナーや資料ダウンロード用に約300パターンのフォームを用意する必要が生じました。HubSpotのシステム仕様上、単純な量産は技術的な制約がありました。また、新体制における実務への落とし込みも課題でした。
そこで、共通のフォームを一つにまとめ、ワークフロー機能を活用して多数のトリガーとトークンによる「自動返信メールの動的制御」を構築。システム上の機能制限をスマートにクリアしながら、安定して内製運用を継続できる、柔軟かつ強固な管理環境を実現しました。
04.HubDBの活用によるセミナー運用の自動化とミス防止
複数のセミナーが並行して開催されるなか、各フォームの受付締め切り管理を各担当者のオペレーションでカバーしていました。タイムリーな受付制御の自動化、および属人化を排除した運用の標準化の確立が急務となっていました。
そこで、新たに「HubDB」を活用した仕組みを導入しました。あらかじめ設定した締め切り時刻になると、システムが自動的にフォームを閉じる設計へと刷新。これにより、確実かつリアルタイムなセミナー運用体制を確立することができました。
design
サイトデザイン
Reflections on Our Website Renewal
Webサイトリニューアルを終えて
二社の環境を熟知する深い知見と、実務に落とし込む提案力
以前からDAC・アイレップ双方のオウンドサイトの保守運用をタービン・インタラクティブへ委託していたため、両サイトの構造やHubSpotの環境を熟知していただいていました。私たちの新しいブランドコンセプトをどうWeb上で体現し、さらに私たちが普段行っている実務のオペレーション(HubSpotでの管理)へどのように落とし込むかという点まで、深く踏み込んだ提案をいただけたことに強い信頼感と納得感がありました。
丁寧な「詳細マニュアル」が、高度な運用を支える
今回のプロジェクトはHubSpotとの高度な連携を含んでいたため、部門内で使いこなしながら、運用体制をいかにスピーディに築くかという点においては、大きな挑戦でもありましたが、手厚いサポートには本当に助けられました。
私たちの実際の運用体制に合わせ、一操作ずつ丁寧に解説された専用の『操作マニュアル』を完備し、実践的なレクチャーの場を設けていただきました。初めて導入する複雑な設定にも迷うことなく、自分たちの手でサイトを育てていけるよう、運用の定着まで親身に並走してくださる姿勢に、プロとしての高い専門性を実感しました。
組織全体の発信プラットフォームとしてのポジティブな変化
MA基盤が一本化されたことで二重管理の負荷が軽減し、リード情報やサイトの状況を横断的に分析できるようになりました。
また、社内外からもポジティブな反応を耳にします。営業担当がサイトのコンテンツをお客様とのコミュニケーションツールに活用したり、現場部門から記事執筆やセミナー実施の相談が寄せられたりと、「マーケティング部門のためのメディア」から「Hakuhodo DY ONE全体の発信プラットフォーム」へと社内のスタンスが良い方向へ変化している手応えがあります。
今後は、この土台を武器に、蓄積される行動データを分析しながら、Webマーケターのみなさまに役立つメディアとして進化をつづけていきたいと考えています。
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経営企画本部 経営企画局
青山 要様(写真左)
コミュニケーションデザイン本部 ブランドコミュニケーション局 マーケティング部
新倉 歩奈様(写真右)