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Marketo Summit Japan2015 - イベントレポート | BtoBマーケティングならタービン・インタラクティブ

作成者: 志水 哲也|2015年02月21日

2月17日(火)マルケト日本法人初のプライベートイベントが開催されました。
Marketoテーマカラーの「パープル」に染まったウェスティンホテル東京には1200人以上の聴衆が集まり、大変な熱気。「マーケティングオートメーション」に対するマーケターの期待の高さを感じる1日となりました。

株式会社マルケト 代表取締役 福田康隆氏

オープニングノートでは、株式会社マルケトの福田社長が国内におけるMarketoの状況を紹介。

・昨年6月以来、国内40社以上の企業に導入されている
・パートナーも20社以上になり、支援体制も強化されている

ことが発表されました。パートナーのスライドにはタービン・インタラクティブのロゴマークも掲載されており、当社としてもマーケティングオートメーション推進の一翼を担うミッションの重さを再確認した瞬間でした。

株式会社マルケトとしては

・年内に予定されているスタッフの倍増
・直近の大阪支社開設

を通じて、より精力的にMarketoの普及を進める方針だそうです。

Marketo inc. CEO フィル・フェルナンデス氏

「消費者は1日あたり2,900ものメッセージを受け取ってうんざりしている。広告を使って嫌われる必要はないし、これ以上大きな声を出すこともできない。」

広告の効果が弱まっていく中、私たちマーケターは消費者を全体と捉えたマスマーケティングから、一人ひとりの顧客と長期的な関係を構築する「エンゲージメントマーケティング」に移行しなければならない。そのためには

1. 一人の個人として
2. 顧客がどこにいても
3. 顧客の行動に合わせて
4. 長期にわたってとぎれなく
5. 成果を目指すことのできる

マーケティングが必要であること、また、それを効果的にマネージすることを可能にするのがマーケティングオートメーションのテクノロジーであると語りました。

学生、若い夫婦、リタイアした夫婦の3モデルにバケーションの案内をする状況を例にとり、それぞれのユーザに応じて自動で別のオファーを提供する必要性を提示。長期的な関係性の中で訪れるタイミングに対し、適切で気の利いたオファーを提供する事でライフタイムバリューを向上させられる事を解説しました。

ノースウェスタン大学 IMC名誉教授 ドン・シュルツ氏

 

さすがはマーケティングのイベント。マーケティング界のビッグネーム、ドン・シュルツ博士の登場です。

広告業界からスタートして20年間、Webコミュニケーションの仕事を続けてきた私にとってIMC(統合的マーケティングコミュニケーション)の概念は親しみ深く、このタイミングで博士から直接聞けたお話には、感慨深いものがありました。

「企業が直線的、一方向のコミュニケーションから抜け出せないのは、その方が管理がしやすいという理由にすぎない。」
多次元の世界に生き、ますます主導権を握る消費者に向けて、ようやく本来のコミュニケーションができる仕組みが整った。」
「従来の4Pモデル(Product, Place, Price, Promotion)をひっくり返し、顧客視点のSIVAモデル(Solution, Information, Values, Access)で考えるべきだ」
「学生を教えることはできる。問題は企業のマネージャーを教えられるかだ。」

という言葉が心に響きました。迫力の講義はさすがですね。

Marketing Firstの実現に向けて

続くMarketo Inc. CMO サンジェイ・ドラキア氏によるセッションは、Marketoを活用して「どのように実現するのか」にフォーカスした内容。

「誰に」・・・ターゲット、業界、企業、ペルソナ
「何を」・・・コンテンツ、事例、ビデオ、ウェビナー
「どこで」・・・ウェブサイト、Eメール、モバイル、広告

を軸に、

「惹きつける」→「長期に渡って途切れなく」→「売上げの測定・最大化」→「計画・連携」

のサイクルを高速で回転させることが重要であると強調し、実際の事例が紹介されました。

他にも、デモンストレーション、様々なユーザー事例、パートナー企業によるプレゼンテーションが続く盛りだくさんの展開で、マーケティングオートメーション活用の要諦や、Marketoが目指すマーケティング業界のエコシステムについて理解しやすい内容であったと思います。

統合的なツールによって、中長期的なエンゲージメントを構築するための環境は整ってきました。いよいよ実現する"Marketing First"の時代。ストーリーやコンテンツをより多元的に設計することで、BtoBマーケティングはより大きな成果を出せるでしょう。

私たち支援サイドのマーケター、クリエーターとしても、お客様とともにクリエイティブな挑戦ができるこのタイミングに興奮を隠せません。コンサルティング、構築、運用の各サービスをさらに進化させ、より大きな成果につなげるサポートをするべく、想いを新たにした1日でした。