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新HubSpot CMS!単体利用開始で解放される、その本当のメリットとは?

作成者: 坂根 正樹|2018年09月11日

こんにちは。クリエイティブディレクターの坂根です。

今年も、HubSpot主催のカンファレンス「INBOUND2018」に参加するため、ボストンにやってきました!3回目の参加となる今回も、時差ボケと戦いながら、コーヒー片手に様々なWeb関連ノウハウを学んでいます。

今回のINBOUNDも、クリエイティブからマーケティング、セールス、カスタマーサービスまで、今後のWebビジネスで必要になる内容ばかり。早く日本に持ち帰って活用したいと思っています!

2020.4.8更新 HubSpot CMSは新しいHubとして生まれ変わりました。
HubSpot 2年ぶりの新製品群「CMS Hub」の正体とは!?

HubSpot活用については、こちらの記事でもご紹介していますので是非ご確認ください。
HubSpotの正しい活用の仕方は?

さて今回は、かねてより要望されていた「HubSpot CMS」単体での購入が可能になりましたので、その全貌をお知らせします。「今さら新しいCMS ?」なんて思わないでくださいね。BtoB企業サイト構築のプロが薦める、その理由をどうぞ。

目次

CMSの需要と問題点

昨今、CMSの需要は高くなってきており、無料のものから、高価なものまで、数多く存在しています。
文字どおり無料のものは、CMSを手軽に導入することができますが、機能面および管理面で劣ることが多く、運用上の課題を解決するのが大変です。
反面、高価なものは機能が充実していますが、複雑です。担当者が専門家ではなく、交代することも想定しなくてはならない企業内での利用には注意が必要です。

機能的に優れていて、簡単に操作・管理でき、柔軟性の高いサイトを制作できるCMSが少ない状況と言ってもいい中、今回リリースされた「HubSpot CMS」は、これらを実現してくれるだけでなく、マーケティング、セールス、サービス機能への拡張も簡単にできてしまいます。

実際のWeb構築プロジェクト計画上の利点も含めて、実際に「HubSpot CMS」ではどのような機能が搭載されているか、ひとつづつ見ていきましょう。

HubSpot CMSの機能

1)ウェブページ・ランディングページ

どのデバイスで見ても最適なレイアウトで表示されるウェブページ・ランディングページを作成できます。また、編集画面は直感的に操作することができます。

2)ブログ

ブログをすぐに作成できるツールが用意されており、魅力的な記事(コンテンツ)を公開できます。こちらもウェブページ・ランディングページ同様、編集画面は直感的に操作することができます。

3)フォーム

記入しやすいフォームをワンクリックでページに追加できます。取得するデータも簡単に管理できますので、システム開発なしで使用することができます。

4)CTA(Call-to-Action)

クリックしたくなるCTAを作成したり、ウェブページ・ランディングページ、ブログに設置できます。CTAのパフォーマンスを測定することもできます。

5)ステージング領域

本番領域とは別にステージング領域(テスト領域)がデフォルトで設定されています。ステージング領域から本番領域にワンクリックでページを公開ができます。

6)HubDB(データベース)

HubDB(データベース)がデフォルトで搭載されているので、データベースの初期開発なしで使用することができます。簡単にデータを追加したり削除したりするためのテーブルを構築し、動的なページを生成することができます。

7)クラウド、SSL

「HubSpot CMS」はクラウドサービス(クラウドサーバ提供)なので、別途サーバを構築する必要がありません。また、SSLが初期設置されているので、SSLを別で契約・設置する必要もありません。

8)ドメインマネージャー

CNAMEのレコードの変更で、独自ドメイン・サブドメインをHubSpotアカウントに接続することができます。レコード値は、HubSpotの管理画面から生成されます。

9)テンプレート、モジュール

汎用性が高いテンプレート・モジュールがデフォルトで設置されているので、Web制作の専門知識がなくても柔軟にページ作成ができます。また、テンプレート・モジュールはカスママイズできるので、オリジナルのWebサイトを構築することができます。

10)カンバセーション機能

ライブチャット、チャットボット、チームメールなど、顧客とのパーソナライズされた会話を行うことができます。また、これらの会話は、1箇所に集約するので、チームでの共有が簡単に行えます。

11)ページ・コンテンツの解析

ページ・コンテンツへのトラフィックを促進しているソース、ページ、トピック、キャンペーンをトラッキングすることができます。

12)コンテンツ戦略

検索エンジンでのヒット率の増加に繋がるような、コンテンツ計画を策定できます。

13)スマートコンテンツ

訪問者に合わせてページのコンテンツを自動的に変更する機能が実装されています。IP、地域、ステータス、リストなどのデータを元にコンテンツの出し分けを行います。

14)リスト

顧客の管理をリスト形式で管理できます。また、リストはメール送信やスマートコンテンツを設定する際に活用できます。

他のCMSと違う点

1)直感的な操作が可能

編集画面のユーザーインターフェースが直感的で、Webサイトの専門知識がなくても簡単にページの編集できます。

2)クラウドサービスでSSLが初期搭載

ダウンロード型のCMSが多い中、「HubSpot CMS」はクラウドサービス(クラウドサーバ提供)なのでサーバの管理、ソフトウェアのアップデートの手間が一切ありません。また、SSLが初期搭載されているのでとてもお得です。

3)HubSpot CRMと連携が可能(無料)

顧客の管理、行動履歴のトラッキング、ページ・コンテンツの解析など、CRMとの連携が無料でできてしまいます。HubSpot CRMは無料でありながら基本的なCRMの機能を利用できますから、他のCRMにはない大きなメリットといえます。

4)HubSpotのマーケティングHub、セールスHub、サービスHubと接続が可能(有料)

Webサイトにマーケティング、セールス、サービス機能が必要になった時点でソフトウェアの拡張ができます。拡張の時間もかからず、すぐに使い出すことが可能です。
「マーケティングオートメーションの機能を実装したいが、今すぐ始めることは難しい。段階的に計画できないか」というご相談は実に多いのですが、そのようなシーンで時間やコストの投資に無駄がない選択ができるようになりました。

HubSpot CMSはどういう場合に適しているか

・Webサイトをリニューアルしたい
・CMSを導入しているが、使い勝手が悪いもしくは活用できていない
・Webサイトのトラフィック、リード(見込客)を増やしたい
・HubSpotマーケティングHub、セールスHub、サービスHub導入を検討したい
という場合にはおすすめです。

単体利用で最も恩恵を受けられるのは、「マーケティングオートメーションの機能を実装したいが、今すぐ始めることは難しい。段階的に計画できないか」とお考えの方ですね。

HubSpot CMSの金額とツールの組み合わせ

「HubSpot CMS」の金額は、 ¥36,000/月(¥432,000/年)となります。

「HubSpot CMS」は、HubSpot CRMおよびHubSpotマーケティングHub、セールスHub、サービスHubの各ラインナップ(Starter、Professional、Enterprise)と組み合わせることができるので、用途・目的に合わせたWebサイト構築が可能になります。

【おまけ】CMS Memberships(ベータ版)

CMSで作成したページへのアクセスコントロールができる、「CMS Memberships」が現在ベータ版で導入されています。特定のユーザー(顧客)にページをお知らせする場合などで使用できるので、とても便利な機能です。

・ユーザーログイン(ID、PASSWORD)
・パスワード変更
・パスワードリセット
・安全なパスワードの管理
・不正ログインの予防
・ユーザーへの通知メール