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メルマガを効果的に配信!HubSpotのEメールマーケティングツールを使用する5つのメリット

女性がノートパソコンを使用してEメールを表示する様子

メールマーケティングは、顧客や潜在顧客に対して情報を届ける手法として、非常に有効な手段であり、特にBtoBマーケティングにおいては、Eメールを通じてリードを育成する手段として重宝されています。
メールマーケティングを効果的に実施するためには、適切なターゲットに対して、適切にパーソナライズされたEメールを、適切なタイミングで送信する必要があります。
そこで、HubSpotのMarketing Hub機能の一つであるEメールマーケティングツールが役立ちます。
本記事では、HubSpot Marketing HubのEメールマーケティングツールの特徴やメリット、作成・配信方法について詳しく解説します。

目次
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HubSpotのEメールマーケティングツールとは

HubSpotのMarketing Hubには、Eメールマーケティングツールが備わっており、デザイナーやIT担当者の力を借りることなくマーケティングEメールを作成し、パーソナライズや最適化を実現することが可能です。

HubSpot(Marketing Hub)のEメールマーケティングツールの操作画面

このEメールマーケティングツールには、豊富なテンプレートが備わっているだけでなく、ドラッグ&ドロップで編集することが可能なため、初心者でも直感的な操作を実現しています。
また、件名や本文の作成にはAIを活用することが可能なだけでなく、オートメーションの利用によって、CRMデータに基づくEメールのパーソナライズを行い、コンタクトのエンゲージメントを基にフォローアップを自動化することも可能です。

  • AIによる件名と本文の生成により、Eメールの開封率を向上
  • カスタマイズ可能なテンプレートを使用して、メールマガジンやイベントへの招待メール等を魅力的にデザイン
  • シンプルなワークフローにより、Eメール送信後の動作を自動化

出典:HubSpot「無料のEメールマーケティングツールでキャンペーンを構築」

HubSpotでEメール配信を行う5つのメリット

HubSpotのMarketing Hubに備わっているEメールマーケティングツールを活用することにより、Eメール配信の作業を大幅に効率化することが可能です。

デザイン性の高いEメールの作成が可能

HubSpotのMarketing HubのEメールマーケティングツールでは、豊富なデザインのテンプレートを備えており、あらゆるデバイス上で完璧に表示されるように設計されているため、デザインに自信がない方でも簡単に魅力的なEメールを作成することが可能です。
テンプレートは、業種や目的に応じてカスタマイズすることが可能で、自社ブランドや内容に適したデザインのEメールを簡単に作り上げることができます
また、テンプレートを利用せずにゼロから作成することもできるため、作成したEメールをテンプレートとして保存し、次回から利用することも可能です。

HubSpot(Marketing Hub)のEメールマーケティングツールに備わっているテンプレート一覧

ドラッグ&ドロップで簡単にEメールの作成が可能

HubSpotのMarketing HubのEメールマーケティングツールでは、専門的なコーディング知識を必要とせず、誰でも簡単にEメールのデザインを作成することが可能です。基本的にはドラッグ&ドロップの簡単な操作で、画像や動画、テキスト、CTA、ソーシャルアイコン等を簡単に挿入することができます。
また、自由なレイアウトで要素を配置できるほか、背景やテキストの色、フォント、テキストサイズ等も自由に変更することができ、視覚的に訴求力の高いEメールを作成することが可能です。

HubSpot(Marketing Hub)のEメールマーケティングツールの操作画面

パーソナライズしたEメールの配信が可能

HubSpotのMarketing HubのEメールマーケティングツールでは、受信者ごとに個別にカスタマイズしたパーソナライズEメールを配信することが可能です。
顧客の氏名をEメールの冒頭に表示する、過去の購入履歴に基づいて関連商品を提案しする、特定のセミナー参加者に対して関連セミナーを案内する等、顧客一人ひとりに対し、より関連性の高い情報を届けることができるため、Eメールマーケティングの効果を最大限に引き出すことができます。
また、顧客のセグメントに応じて、特定の属性や行動に基づいてグループ化した受信者に対し、適切なタイミングでのEメール送信を実現します。
さらに、顧客のWebサイト上で閲覧したページやクリックしたリンク等の行動を基に、興味を持ちそうなコンテンツを選定し、受信者ごとにパーソナライズされた情報を提供することも可能なため、Eメールの開封率やリンククリック率が向上し、顧客とのエンゲージメントの強化につながります。

HubSpot(Marketing Hub)のEメールマーケティングツールのパーソナライズ設定画面

Eメールの自動配信・ステップ配信が可能

HubSpotのMarketing HubのEメールマーケティングツールでは、特定の条件に基づいてメールを自動的に配信するワークフローを簡単に設定することが可能です。
手動でEメールを送信する手間を大幅に削減しつつ、適切なタイミングでパーソナライズされたコンテンツを配信することが可能です。

HubSpot(Marketing Hub)のEメールマーケティングツールのEメールタイプ

  • 自動配信
    ウェブサイトへの訪問や資料ダウンロード等の顧客の特定のアクションに応じて、リアルタイムで適切なEメールを配信する機能です。
    例えば、資料をダウンロードしたユーザーに資料のダウンロードURLを記載したEメールを送信する、カートに商品を残したままWebサイトから離脱しているユーザーにリマインドメールを送信するなど、事前に設定した条件に基づいて自動的にEメールを配信することが可能です。
  • ステップ配信
    あらかじめ設定した順序に従って、複数のEメールを段階的に送信する機能です。
    例えば、複雑な商品やサービスを提供する企業の場合は、1通目では初期設定ガイドを、2通目では使用方法のヒント、3通目では成功事例を送信する等、特定のステップに沿ったEメールを自動配信することが可能です。

メールの効果検証が可能

Eメール配信で成果をあげるためには、Eメールを受信したユーザーが起こすアクションを分析する必要があります。
HubSpotのMarketing HubのEメールマーケティングツールでは、Eメールの開封率やクリック率等の実績データの取得、A/Bテストの実施といったEメールの効果を詳細に検証し、より精度の高いEメールへと改善していくことが可能です。
また、Eメールのダッシュボードでは、Eメールのパフォーマンスを視覚的に把握しやすいレポートを簡単に作成することも可能です。
このレポートを基に社内で結果を共有し、次回のEメールマーケティング戦略に反映することが容易となります。

出典:HubSpot「無料のEメールマーケティングツールでキャンペーンを構築」

HubSpot(Marketing Hub)のEメールマーケティングツールのEメールパフォーマンス

HubSpotでEメールを送信する前に検討すべきこと

Eメールを送信するためには、次の内容をあらかじめ決定しておく必要があります。
弊社のメルマガ購読をしているユーザーに向け、ブログ記事を読んでほしい場合を例としてお伝えします。

タービン・インタラクティブが配信しているメルマガ

KV

視覚的訴求力が高く、興味関心を抱いてもらいやすい画像を用意しましょう。
イメージ画像ではなく、Eメールやブログのタイトルが画像内テキストとして含まれていることが望ましいです。

(例)
タービン・インタラクティブが配信しているメルマガのKV画像(BtoBマーケティングの基本プロセス 効果的な戦略立案・手法まで全体像を解説)

送信者名

受信者に表示されるため、誰から送信されたEメールなのかが明確となるよう、会社名をわかりやすく記載しましょう。
個人名を含める場合は「氏名(会社名)」の形式で記載することをお勧めします。

(例)田中 太郎(株式会社タービン・インタラクティブ)

送信者アドレス

受信者に表示されるメールアドレスです。
個人のメールアドレスではなく、「info@xxx.co.jp」や「seminar@xxx.co.jp」等といったEメール送信用メールアドレスが望ましいです。

(例)info@turbine.co.jp

件名

Eメールの内容を20~30文字を目安に簡潔にまとめ、件名の後半には会社名を記載しましょう。
Eメールの件名は、受信者がメールを開封する・開封しないという行動を決定する要素であり、工夫次第で開封率が大きく異なるため、受信者の興味を惹くような内容を心がけましょう。

(例)今からでも間に合う!BtoBマーケティングの基本プロセスを理解しましょう|株式会社タービン・インタラクティブ

プレビューテキスト

受信者が使用するデバイスやメーラーによって、表示されるプレビューテキストの文字数は異なり、 一般的には、40〜140文字で記載するとよいといわれています。
しかし、スマートフォンの場合は、30〜55文字の範囲で表示されることが一般的とされているため、あらゆるデバイスでの表示を考慮したプレビューテキストを作成しましょう。
また、受信者の氏名をプレビューテキストに含めることにより、直接的なコミュニケーションを築き、Eメールの開封率を高める効果を期待することが可能です。

(例1)山田 様、「BtoBマーケティングを始めたいけれど何から始めれば良いのかわからない」とお困りではありませんか?

(例2)BtoBマーケティングの必要性や基本的なプロセスや具体的な施策・手法について解説しているブログ記事をご紹介します。

内部Eメール名

内部Eメール名は、HubSpotの管理画面上でのみ表示されるため、社内で管理しやすい名称をつけましょう。

(例)【ブログ購読メール】YYYYMMDD配信

配信カテゴリー

配信カテゴリーは、Eメールを通じてコンタクトと連絡するための法的根拠となります。
コンタクトは、受信を希望するEメールにのみオプトイン(※)できるよう、Eメール設定を管理することが可能です。
※オプトインとは、ユーザーに宣伝広告を配信する際、事前に受信承諾の許可を求めることです。

出典:HubSpotナレッジベース「Eメール配信カテゴリーを設定する」

送信先

事前に定めたターゲットをもとに、あらかじめ送信リストを作成のうえ設定しましょう。

送信スケジュール

Eメールタイプが通常送信の場合は「今すぐ送信」または「予定としてスケジュール」として特定の日時を設定することが可能です。
Eメールタイプが自動送信の場合は、ワークフローを使用して自動的に送信する日時を設定することが可能です。
Eメールタイプがブログ/RSSの場合は、コンテンツを一度公開すれば最新情報をEメールの購読者に送信することが可能です。送信頻度は「即時」「日次」「週次」「月次」のうちいずれかを選択可能です。

本文

伝えたいメッセージを簡潔かつ明確にまとめた文章を用意しましょう。
また、効果的に見出しや画像を挿入するなどして視覚的な訴求力の高いレイアウトを心がけましょう。

(例)「BtoBマーケティングを始めたいけれど、何から始めれば良いのかもわからない」というお悩みをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?(中略)BtoBマーケティングの全体像を知りたい方に向け、次のブログ記事では、BtoBマーケティングの必要性や基本的なプロセス、具体的な施策や手法について解説しています。ぜひご覧ください。

CTA

ブログ記事やお問い合わせ等、Eメールを読んだユーザーを誘導したいページへのCTAを設置しましょう。

(例)
タービン・インタラクティブが配信しているメルマガに記載している「この記事を読む」「お問い合わせ」CTAボタン

 

まとめ

顧客や潜在顧客に対して情報を届け、密なコミュニケーションを取るための手法として、特にBtoBマーケティングにおいて重宝されているメールマーケティング。
メールマーケティングを効果的に実施するためには、適切なターゲットに対して、適切にパーソナライズされたEメールを、適切なタイミングで送信する必要があります。
そこで、役立つのが、HubSpotのMarketing Hub機能の一つであるEメールマーケティングツールです。
HubSpot Marketing HubのEメールマーケティングツールは、テンプレートの作成から配信設定、分析までを簡単に管理することが可能な便利なツールです。 
HubSpot Marketing HubのEメールマーケティングツールを新商品やイベントの告知など、さまざまな用途に活用し、BtoBマーケティングを加速させましょう。

HubSpot導入検討者向け HubSpotスタートマニュアル