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INBOUND2017 HubSpot製品アップデート【速報】

作成者: 坂根 正樹|2017年09月27日

こんにちは。タービンクリエイティブ局の坂根です。
2017年9月25日〜28日にボストンで開催されている「INBOUND2017」に、今年もやってきました!

INBOUND2017は、ボストンに拠点を置くHubSpotが毎年主催する大規模なイベントで、マーケターやセールス、クリエイターを参加者に、Webビジネスに必要なインスピレーション、教育、ネットワークングを提供する事を目的にしています。今年は22,000人の参加者があったとか。元大統領夫人のミシェル・オバマさんのキーノートも予定されていますし、アメリカのマーケティングイベントはやはり桁が違いますね。

さて、そんな中でもINBOUND2017の目玉の一つは、やはり「HubSpotの製品アップデート情報」。

HubSpotは、製品(機能)のマイナーアップデートは随時行っていますが、時代のトレンドやニーズに合わせて、メジャーアップデートを定期的に行っています。
今後のメジャーアップデートの公式発表が行なわれましたので、速報でお届けします。

 

 

新たに生まれ変わる「HubSpot Sales Professional」

11月1日に新機能をリリース予定

Sales Proを改め、「HubSpot Sales Professional」が新たにリリースされます。
従来の機能に加え、セールスのオートメーション、CRMカスタマイズ、レポート、チームマネージメント、AI(人口知能)など、多くの機能が追加されるので、今後はセールスマネジメントを強化したい方にオススメの機能です。
チームとして最大5ユーザーで利用できる$400/月のプランとなります。

<機能詳細>

  • 取引やタスクの作成・管理、見込客の再割り当てを自動化することができ、見込客や顧客に関するあらゆる情報を自動的に整理します。
  • 製品情報の管理や、複数のパイプライン管理など、CRMのカスタマイズが可能になるで、売上の拡大につながるセールスマネジメントができます。
  • セールスのレポート機能やチームマネジメント機能が追加され、分析から改善につなげることができます。
  • ミーティング、テンプレート、シーケンスなどの各種機能が追加され、受信トレイが緊密に統合されているため、担当者の作業が効率化され、時間の節約につながります。
  • 機械学習を活用した通知機能や予測リードスコアリング、メール送信時間の最適化によって、最も有望なリードがセールスチームに提示されます。

 

新しい会話機能「Conversation」

2018年リリース予定

今まではメールやフォームでのコミュニケーションが主流でしたが、HubSpotは「メッセージ」という、リアルタイムでコミュニケーションがとれる機能があります。
2018年はさらにバージョンアップし、チーム全員が顧客1人ひとりと効果的にコミュニケーションを取れる「Conversation」がリリースされます。
すべてのコミュニケーションが1カ所に集まる仕組みなので、今後のコミュニケーションがより効率的かつ効果的になりそうです。

<機能詳細>

  • 見込客や顧客からのメッセージが1か所にまとめて保存され、簡単に表示、管理、返信できます。
  • 様々な経路のメッセージを収集できるほか、任意のチームメンバーをスレッドに参加させることも可能です。
  • HubSpot CRMの他の機能と統合されているため、いつでも会話相手の情報を確認して、全体像を把握できます。
  • オートメーションやボットを活用すれば、大量の会話を管理したり、受信メッセージを転送したり、簡単なタスクを実行することができます。

※HubSpot CRMのアカウントをお持ちの場合は、会話機能がリリースされしだい、自動的にお使いいただけるようになります。

 

MotionAI買収による「AIを搭載したボット」

HubSpotにAI(人工知能)を搭載したボットがリリースされます。
コンタクトとの会話を自動化、促進できるので、潜在顧客への働きかけ、顧客への転換、満足度の向上が、従来よりも飛躍することに期待しています!
また、マーケターやセールスの時間を別の事に使うことができるので、今後の働き方が変わってくるのは間違いないでしょう。

 

「Customer Hub」が新登場

2018年リリース予定

HubSpotは新たに、「Customer Hub」をリリースし、顧客の満足度を高め、長期にわたって関係を維持できる機能をリリースします。
マーケティング、セールス、カスタマーが三位一体になることで、より高い価値をHubSpotで提供できると感じています。

<機能詳細>

  • Customer Hubは会話機能をベースにしているので、コンタクトとの日常的な対話を簡単にサポートチケットにエスカレーションして管理できます。
  • 会話機能やEメール機能などに、コンタクトの情報やフィードバックなどを提供するツールを実装し、背景情報やニーズを完全に把握したうえで対応できます。
  • サポートチケットをすばやく、確実にサポートできるようになります。また、高度なナレッジセンターのツールを活用し、さらに効果的な顧客サービスを提供できます。

 

「HubSpot Marketing」で成長戦略を見直し

近日中にHUBSPOT MARKETINGに追加予定

もっと多くの有望な見込客を惹き付けられるように、HubSpot Marketingに新しい機能が各種追加されます。
SNSの利用が急増している今、Facebook広告との連携(セグメンテーション、リード獲得広告と連携)は、より多く見込客の獲得が期待できます。

<機能詳細>

コンテンツ戦略
コンテンツとSEOに対する最新のアプローチによって、マーケティング担当者は少量のコンテンツで、アクセス数の拡大を目指せるようになります。日本語未対応。

キャンペーンレポート
新しいレポート作成の機能です。幅広いマーケティングのキャンペーンをアクセス数や収益に直接結び付けることができます。

Facebook広告との連携
ハブスポットのセグメンテーションツールを使用して、Facebook広告のターゲットをきめ細かく設定できます。Facebookのリード獲得広告と連携することで、さらに多くの訪問者をリードに転換できるようになります。

Instagramへの投稿管理
Instagramへの投稿スケジュールを設定でき、投稿タイミングになるとモバイルデバイスにリマインダーが届きます。ベータ版提供予定。

Shopifyとの連携(英語)
製品データや販売データをハブスポットプラットフォームにシームレスに同期することで、ハブスポットのアナリティクス、ワークフロー、Eメールなどの機能をShopifyと組み合わせて利用できます。ベータ版。

COSの改善
操作・処理スピードの改善、99.999%のシステム稼働時間、セキュリティ強化、サイト内検索の導入、Google Documentとの連携など、マーケターが使いやすいCMSに改善します。また、カスタムモジュールの仕様変更、HTML・CSS・JSの開発環境の連携など、COSの技術面も合わせて改善します。

 

今後のHubSpotは、「HubSpot CRM」を中心に、「Marketing」「Sales」「Customer」の3つのHubの接続強化を行い進化していくので、タービン・インタラクティブもパートナーとして進化していきたいと思います。