こんにちは。タービンクリエイティブ局の坂根です。
2017年9月25日〜28日にボストンで開催されている「INBOUND2017」に、今年もやってきました!
INBOUND2017は、ボストンに拠点を置くHubSpotが毎年主催する大規模なイベントで、マーケターやセールス、クリエイターを参加者に、Webビジネスに必要なインスピレーション、教育、ネットワークングを提供する事を目的にしています。今年は22,000人の参加者があったとか。元大統領夫人のミシェル・オバマさんのキーノートも予定されていますし、アメリカのマーケティングイベントはやはり桁が違いますね。
さて、そんな中でもINBOUND2017の目玉の一つは、やはり「HubSpotの製品アップデート情報」。
HubSpotは、製品(機能)のマイナーアップデートは随時行っていますが、時代のトレンドやニーズに合わせて、メジャーアップデートを定期的に行っています。
今後のメジャーアップデートの公式発表が行なわれましたので、速報でお届けします。
目次
新たに生まれ変わる「HubSpot Sales Professional」
11月1日に新機能をリリース予定
Sales Proを改め、「HubSpot Sales Professional」が新たにリリースされます。
従来の機能に加え、セールスのオートメーション、CRMカスタマイズ、レポート、チームマネージメント、AI(人口知能)など、多くの機能が追加されるので、今後はセールスマネジメントを強化したい方にオススメの機能です。
チームとして最大5ユーザーで利用できる$400/月のプランとなります。
<機能詳細>
- 取引やタスクの作成・管理、見込客の再割り当てを自動化することができ、見込客や顧客に関するあらゆる情報を自動的に整理します。
- 製品情報の管理や、複数のパイプライン管理など、CRMのカスタマイズが可能になるで、売上の拡大につながるセールスマネジメントができます。
- セールスのレポート機能やチームマネジメント機能が追加され、分析から改善につなげることができます。
- ミーティング、テンプレート、シーケンスなどの各種機能が追加され、受信トレイが緊密に統合されているため、担当者の作業が効率化され、時間の節約につながります。
- 機械学習を活用した通知機能や予測リードスコアリング、メール送信時間の最適化によって、最も有望なリードがセールスチームに提示されます。
新しい会話機能「Conversation」
2018年リリース予定
今まではメールやフォームでのコミュニケーションが主流でしたが、HubSpotは「メッセージ」という、リアルタイムでコミュニケーションがとれる機能があります。
2018年はさらにバージョンアップし、チーム全員が顧客1人ひとりと効果的にコミュニケーションを取れる「Conversation」がリリースされます。
すべてのコミュニケーションが1カ所に集まる仕組みなので、今後のコミュニケーションがより効率的かつ効果的になりそうです。
<機能詳細>
- 見込客や顧客からのメッセージが1か所にまとめて保存され、簡単に表示、管理、返信できます。
- 様々な経路のメッセージを収集できるほか、任意のチームメンバーをスレッドに参加させることも可能です。
- HubSpot CRMの他の機能と統合されているため、いつでも会話相手の情報を確認して、全体像を把握できます。
- オートメーションやボットを活用すれば、大量の会話を管理したり、受信メッセージを転送したり、簡単なタスクを実行することができます。
※HubSpot CRMのアカウントをお持ちの場合は、会話機能がリリースされしだい、自動的にお使いいただけるようになります。
MotionAI買収による「AIを搭載したボット」
HubSpotにAI(人工知能)を搭載したボットがリリースされます。
コンタクトとの会話を自動化、促進できるので、潜在顧客への働きかけ、顧客への転換、満足度の向上が、従来よりも飛躍することに期待しています!
また、マーケターやセールスの時間を別の事に使うことができるので、今後の働き方が変わってくるのは間違いないでしょう。
「Customer Hub」が新登場
2018年リリース予定
HubSpotは新たに、「Customer Hub」をリリースし、顧客の満足度を高め、長期にわたって関係を維持できる機能をリリースします。
マーケティング、セールス、カスタマーが三位一体になることで、より高い価値をHubSpotで提供できると感じています。
<機能詳細>
- Customer Hubは会話機能をベースにしているので、コンタクトとの日常的な対話を簡単にサポートチケットにエスカレーションして管理できます。
- 会話機能やEメール機能などに、コンタクトの情報やフィードバックなどを提供するツールを実装し、背景情報やニーズを完全に把握したうえで対応できます。
- サポートチケットをすばやく、確実にサポートできるようになります。また、高度なナレッジセンターのツールを活用し、さらに効果的な顧客サービスを提供できます。
「HubSpot Marketing」で成長戦略を見直し
近日中にHUBSPOT MARKETINGに追加予定
もっと多くの有望な見込客を惹き付けられるように、HubSpot Marketingに新しい機能が各種追加されます。
SNSの利用が急増している今、Facebook広告との連携(セグメンテーション、リード獲得広告と連携)は、より多く見込客の獲得が期待できます。
<機能詳細>
コンテンツ戦略
コンテンツとSEOに対する最新のアプローチによって、マーケティング担当者は少量のコンテンツで、アクセス数の拡大を目指せるようになります。日本語未対応。
キャンペーンレポート
新しいレポート作成の機能です。幅広いマーケティングのキャンペーンをアクセス数や収益に直接結び付けることができます。
Facebook広告との連携
ハブスポットのセグメンテーションツールを使用して、Facebook広告のターゲットをきめ細かく設定できます。Facebookのリード獲得広告と連携することで、さらに多くの訪問者をリードに転換できるようになります。
Instagramへの投稿管理
Instagramへの投稿スケジュールを設定でき、投稿タイミングになるとモバイルデバイスにリマインダーが届きます。ベータ版提供予定。
Shopifyとの連携(英語)
製品データや販売データをハブスポットプラットフォームにシームレスに同期することで、ハブスポットのアナリティクス、ワークフロー、Eメールなどの機能をShopifyと組み合わせて利用できます。ベータ版。
COSの改善
操作・処理スピードの改善、99.999%のシステム稼働時間、セキュリティ強化、サイト内検索の導入、Google Documentとの連携など、マーケターが使いやすいCMSに改善します。また、カスタムモジュールの仕様変更、HTML・CSS・JSの開発環境の連携など、COSの技術面も合わせて改善します。
今後のHubSpotは、「HubSpot CRM」を中心に、「Marketing」「Sales」「Customer」の3つのHubの接続強化を行い進化していくので、タービン・インタラクティブもパートナーとして進化していきたいと思います。
▼▼インバウンドについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
メジャーアップデートの公式発表を聞き、ますますビジネスに活用できるMAツールに進化していくと実感しました。
早く皆さまにご提供していきたい気持ちでいっぱいです。
今後がすごく楽しみです。