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ホームページ(Webサイト)リニューアルの進め方と成功事例[2024年版] | BtoBマーケティングならタービン・インタラクティブ

作成者: タービン・インタラクティブ|2024年02月09日

事業成長していく過程で、ホームページ(Webサイト)リニューアルの検討をはじめる企業も多いのではないでしょうか。「古いデザインを一新したい」「もっとマーケティングに活用できるホームページにしたい」という社内の声や、上層部から企画が持ち上がるなどきっかけはさまざまです。

今回の記事では、ホームページリニューアルを検討している方や、リニューアルプロジェクトに関わる方にぜひ押さえていただきたい「タイミングや進め方」「成功するためのポイント」をお伝えしていきます。

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目次

ホームページリニューアルの進め方
ホームページリニューアルのタイミングと目的
ホームページリニューアルの手順
ホームページリニューアルの成功ポイント
ホームページリニューアルの成功事例

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ホームページ(Webサイト)リニューアルの進め方

ホームページ(Webサイト)リニューアルは更新や一部改修と異なり、短期間でできるものではありません。検討から公開までに必要な期間や費用も大きく、社内での方針決定から制作会社まで関わる大きなプロジェクトとなるケースが多いでしょう。効果の出るホームページにするためには、しっかりと戦略やスケジュールを決めて進行する必要があります。

こちらは、戦略設計から外部委託する場合の例です。実際はリニューアルするサイトの規模や、社内での意思決定に関わる人数などで大きく異なりますが、短くても6か月以上を想定しておくと良いでしょう。

設計段階では、リニューアル戦略や要件策定をコンサルタントに委託するケースも多く見られます。コンサルタントから具体的な提案を受け、リニューアルプロジェクトの推進を任せることができますが、委託する前に社内でスケジュールや予算、サイトのコンセプトなどの大まかなリニューアル要件を取りまとめておくことは必要です。

社内で方針が共有できていなかったり、コンサルタントに丸投げのような形をとってしまうと、想定していた方向にプロジェクトが進まない原因となります。限られたスケジュールで効率よく進めていくためにも、社内外できちんと要件の共有をおこないましょう。

ホームページ(Webサイト)リニューアルのタイミングと目的

ホームページ(Webサイト)リニューアルが必要なタイミング

ホームページ(Webサイト)リニューアルは、「古いからなんとなく新しくしたい」という曖昧な目的で着手するのはおすすめしません。とはいえ、長年の間そのまま運用していてもマーケティングや集客効果の上昇は見込めないものです。リニューアルには検討すべきタイミングがあります。以下のポイントに当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

  • 公開してから5年経過している
  • Web上でお問い合わせや集客が増えていない
  • 企業の認知度を高めたい、ブランドイメージを刷新したい
  • サイトに掲載した情報が古い
  • 社内で情報の更新、運用がしづらい

もし、このような課題を抱えている状況であれば、リニューアルを検討する時期といえます。例えば、デザインがあまりにも古いと時代遅れと思われたり、情報が整理されておらず読みにくいとページを閉じられてしまうでしょう。
2020年以降はコロナ禍もあいまって、顧客の情報検討や営業もオンラインにシフトしているため、ホームページは自社の営業を行ってくれる重要なツールといえます。

また、検索順位で上位に表示されることも非常に重要です。上位に表示されないと、そもそもホームページを見てもらえないため、SEO対策も欠かせません。実際に、ただ情報を掲載しているだけのWebサイトでは集客が伸びないため、ホームページリニューアルをおこなって課題の解消に取り組む企業も増えています。

ホームページ(Webサイト)リニューアルの目的

ホームページリニューアルは法人営業を行う企業において、自社の取り扱いサービスや製品の紹介だけでなく、マーケティングの効果的な実行と発展を促進する重要な手段です。顧客からの問い合わせの拠点となるだけでなく、自社の方針や価値を伝え、信頼を築くきっかけとなったり、顧客となる企業の信頼を得て、成約や投資につなげる役割も担っています。

さらにホームページから企業価値を感じて、優秀な人材からの求職を受けたり、地域自治体、関連企業との連携を深めるなど、リード獲得やビジネスパートナーシップ構築に関わる可能性も持っています。

しかし、オンラインシフトしている現代のビジネスにおいては、ホームページが初めての接点となることも多く、古いデザインや更新されていない情報、サイト構造では、自社のイメージを低下させる可能性もあります。ホームページの機能を最大限に引き出すためには、コーポレートサイトの一部もしくはフルリニューアルが必要不可欠です。

ここでは、ホームページリニューアルの目的について、大きく2つに分けてご説明します。

ブランドイメージ向上を目的としたサイトリニューアル

法人営業をおこなう企業がホームページリニューアルに着手する目的の1つが、顧客、株主、投資家、取引先、従業員に対するブランド認知の強化です。企業のブランドメッセージをコーポレートサイトで分かりやすく伝えることで、ホームページを訪問したターゲットに対し、ブランドイメージや価値を高めることにつながります。

特に顧客や投資家にとって、コーポレートサイトは情報源として重要視されています。自社への信頼を得たり、お問い合わせにつなげる戦略的なリニューアルは企業の成長にとって欠かせないでしょう。また、外部に対して一貫したブランドイメージを発信することは、従業員の会社への愛着を高め、モチベーション向上や企業ミッションへの貢献を促進する効果も期待できます。

サイトリニューアルでブランドイメージの向上に高い効果をもたらすためには、具体的な目的やターゲットを明確に定めることが大切です。そしてターゲットに対して必要な情報や企業の特徴を適切に提供するために、他社との差別化やコンテンツの充実、情報更新をおこなっていく必要があります。

とはいえ、情報を詰め込みすぎても見にくいホームページになってしまうので、全体構成やデザインを工夫して、ユーザーが簡単に求める情報にアクセスできるようにすることも大切です。パソコンだけでなく、スマートフォンなどのモバイル端末から閲覧することも多いので、さまざまな端末から見やすいデザインにすると良いでしょう。

関連記事:定番こそ見直すべし!ユーザーを魅了する「会社概要ページ」にする7つのコツ

見込み客や成約の獲得増加をはかるサイトリニューアル

法人営業をおこなう企業のホームページのなかでも、見込み客の検討や意思決定を促すための「商品やサービスについての情報」は重要です。
コーポレートサイトの中に配置することが一般的ですが、より多くの情報を掲載した「サービスサイト」として独立させるケースも増えています。コーポレートサイトが自社のことを知ってもらうための役割を担うのに対し、サービスサイトは、見込み客の獲得や自社サービスに対する理解を高めることで成約につなげる顧客育成を目的としています。

このため、サービスサイトの構築においては、掲載するコンテンツやユーザーが探しやすい導線の設計が不可欠です。ユーザーがサービスに対する興味や関心を抱き、理解を深めやすい環境を整えることで、結果としてお問い合わせや成約につながりやすくなります。

さらに、サービスサイトの効果を最大限に引き出すためには、CRM(Customer Relationship Management)やマーケティングオートメーションとの連携が効果的です。これにより、顧客との関係を強化し、効果的なマーケティング活動を展開することが可能となります。例えば、ユーザーが特定のページを閲覧した際には、自動的に関連する情報の案内を促すなど、ユーザーに適したアプローチを実現することも可能です。

さらに、ユーザーの行動履歴や興味・関心を元に、効果的なコンテンツをタイミング良く提示することで、サイトへのアクセス数や滞在時間の向上も期待できます。サイトを訪れた見込み顧客に興味・関心を持ってもらうだけでなく、商品への理解、自社への信頼、そしてお問い合わせや商談へとつながる流れを作ることができます。

オンラインシフトしているビジネスにおいて、サービスサイトは営業担当者に代わって見込み客や既存顧客を的確に引き込み、サービスに対する理解を促進するツールといえます。効果の高いリニューアルをおこなうことで、見込み客の獲得や成約数の増加を期待できるでしょう。

ホームページ(Webサイト)リニューアルの手順

ここでは、ホームページ(Webサイト)リニューアルの手順について、以下の5つのステップに分けてご説明します。

  1. 現状分析と課題の把握
  2. 要件定義
  3. 委託先の検討
  4. 制作・公開
  5. 公開後の対応

1.現状分析と課題の把握

ホームページ(Webサイト)リニューアルをおこなうにあたり、自社全体の現状分析を実行し、課題を把握しましょう。自社の経営課題やマーケティングから見直していくことで、優先して取り組むべきポイントが見えてくることがあります。

課題を洗い出す際に、抑えておきたいのは2つの視点です。

一つ目は『企業ニーズの視点』です。ホームページ(Webサイト)のPV数やコンバージョン数などに着目しながら、期待する成果や目標と現状のギャップ、どこがボトルネックとなっているのかを探します。

二つ目は『顧客ニーズの視点』です。ターゲットである顧客が何を欲し、どのように情報を発見・検討し、成約に結び付くかを明らかにすることで、目標と現状のギャップが何故生まれているのか、本質的な課題の理解に繋がります。
顧客視点は当たり前のようですが、この顧客となるペルソナや成約までのバイヤーズジャーニーが「企業側の思い込みや理想」ではなく、本当に目指すべき指標となっていることが、サイトリニューアルの戦略立てにおいて、大変重要なポイントなのです。

ターゲットのペルソナ像を改めて見直し、自社が顧客に対して伝えきれていないブランドメッセージや届けるべきコンテンツを洗い出します。また、Web解析ツールを使用して現行Webサイトのトラフィックやユーザーの行動データを確認し、「複雑で知りたい情報まで辿り着けない」など課題を明確にすることも重要です。
さらに競合サイトも研究し、自社の強みや差別化ポイントを整理して、打ち出しかたを検討しましょう。

こうして現状・競合分析をおこない、ホームページリニューアルで解決すべき課題を洗い出せば、その後の工程で迷いが生じたときも揺るがない指針となり、時間と経費を無駄にすることなくプロジェクトを進めることにつながります。

関連記事:【テンプレ付】BtoBペルソナの作り方とは?注意点と活用メリットを解説

2.ホームページ(Webサイト)リニューアルの要件定義

ステップ1で洗い出した現状の課題や分析結果をもとに、課題解決のためのホームページリニューアルのための要件を定義します。これには、サイトの目的と成果指標、リニューアル規模、ドメイン管理などが含まれます。要件定義は、プロジェクトの方向性を明確にし、社内および委託先と方針を共有するためにも重要です。

■目的と成果指標

サイトの目的は、ブランド認知の強化、集客、見込み客の育成などがあります。これらの目的に対して、どれほどの成果をあげる必要があるのか、KGIKPIとして定量的な目標を設定すると対策が明確になります。

例えば「Webサイト上での見込み客を2倍獲得すること」を目標にした場合、打ち手は様々です。

KGI:Webサイト上での見込み客を2倍獲得すること

KPI :セッション数を3倍に増加させる
対策:SEO対策したコンテンツ制作

KPI :コンバージョン率を1.5倍に高める
対策:ページ内の導線改善

また、現行Webサイトの課題が「直帰率の高さ」などがあった場合は、これらが改善されたか、ほかにもページ滞在時間の延長、バウンス率の低減、ユーザーの評価やフィードバックの向上などがあげられます。

関連記事:上司が納得する!Webサイトリニューアルの報告方法 vol.1

■リニューアル規模(費用・時期・範囲)

ホームページ(Webサイト)リニューアルにおいて、費用や時期、リニューアルの範囲といった点で規模をあらかじめ決めておくことは必要不可欠です。具体的にチェックしていきましょう。

―予算:

ホームページ(Webサイト)リニューアルプロジェクトのための予算です。戦略立案・調査分析・デザイン・コンテンツ制作・開発・テスト・運用などにかかるすべての費用を含め、サイトリニューアルにかかる費用は、数十万~数百万円といわれています。
リニューアル費用とリニューアル後の利益を試算し、最適な予算を組みましょう。

―希望公開時期:

公開後は、リリースや導線改善などから反響が期待できます。リニューアルが必要な理由や市場ニーズが高まる時期などを考慮して、ホームページの公開時期を設定しましょう。
リニューアル要件や進行具合によるスケジュール変動も想定して、特定の期日やイベントに合わせて公開が必要な場合は、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。難しい場合は、段階的なリリース計画も考慮しましょう。

―委託範囲:

サイト制作やリニューアルには、マーケティング戦略やSEO、関連ツールの組み込みなど様々な専門知識が必要です。委託範囲は、社内リソースやスキルで対応できることや、予算をふまえて検討する必要があります。

―システム連携有無:

自社の基盤システムや活用中のサービスとの連携が必要な場合、開発要件を整理します。例えば、顧客データベース、決済システム、メール配信サービスなどの連携がある場合、それらを考慮して開発の期間や予算も考慮して進める必要があります。

―リニューアル範囲:

具体的なリニューアル範囲を決めます。デザインや導線改善のみ、システム連携のみ、サービスページのコンテンツのみ、サイトのフルリニューアル、様々なパターンがあるでしょう。リニューアル時の必須要件とサイト構造を照らし合わせて、スコープを定めましょう。

■ドメインやサーバー管理

Webサイトリニューアル時のドメインとサーバー管理も確認しましょう。
既存ドメインの評価が高ければ、SEOに有利なドメインの引き継ぎをおすすめします。現行サイトのドメインやサーバー管理を委託している場合は、リニューアル時に連携が必要です。自社管理の場合は、リニューアルに伴う変更・設定に対応する体制を整えておく必要があります。また、既存ドメインがSEO不利な評価であれば、新規ドメインを検討するのが良いでしょう。

3.ホームページ(Webサイト)リニューアルの委託先検討

委託パターンは、戦略設計からマーケティング支援会社に依頼する場合や、制作段階以降をWeb開発会社へ委託することが一般的です。

委託先選定はRFP(Request for Proposal)とよばれる提案依頼書を作成すると、その後の意思疎通に齟齬がなく有効です。発注する際の課題や要件、予算などをまとめたRFPを、委託候補先に送付し、各社から提案をもらい最終決定します。

リニューアルプロジェクトは関係者全体の連携が欠かせません。現状分析などの設計段階から戦略組み立てに強いコンサルタント、デザインや開発力のある制作会社など、自社の要件にあった委託先を選びましょう。

関連記事:【担当者必見!】Web制作会社は何を基準に選べば良いのか!?

4.ホームページ(Webサイト)の制作・公開

サイト制作では、サイトの全体像や構造をサイトマップに落とし込み、整理します。ナビゲーションの優先順位・ユーザー導線が意図したものになっているかなど、方針を確認しながらおこないましょう。

次に、ページに必要な情報要素を反映したワイヤーフレームを作成します。トップページやテンプレートとなるページからデザインの方向性を決め、他の必要なページを順次制作する流れが一般的です。
テストと修正の段階を経て、リニューアルサイトを公開します。以下では確認しておきたいポイントをチェックしていきます。

■サイトマップとは?確認するポイント

サイトマップはWebサイト上の階層構造を整理したもので、ユーザーにサイト内の移動を視覚的に示す地図です。主に開発者やデザイナーが利用し、既存のサイトの問題点を把握し改善点を見つけるために活用されます。

新しいサイトマップを構想する際は、現行サイトの課題が解決されているか、ペルソナのニーズに応える導線やコンテンツとなっているか、関係者間で議論しながら効果的なサイトマップを完成させていきます。

■ワイヤーフレームとは?確認するポイント

ワイヤーフレームはデザイン前の情報設計で、ページ上のビジュアルやテキスト要素の配置を整理します。サイトを訪れたユーザーに、こちらが期待するアクションを起こしてもらうためにはどうしたら良いかを考慮して作成していきます。

ポイントとなるのは、ユーザーの行動を促すための情報配置の順序や情報の選定です。ビジュアルの大まかな配置は定めますが、ページのタイトルや記載する文言、コンバージョン導線なども反映するので、Webマーケティングの知識も必要な工程といえます。制作を外注している場合は、ワイヤーフレームの確認が終わったらデザインに移ります。

■デザインリニューアルで確認するポイント

デザインというとビジュアルの印象を重視しがちですが、ホームページを訪れたユーザーにとって、きちんと自社メッセージや商品・サービス内容が伝わる画面になっているかも忘れずに確認しましょう。

さらにターゲットのペルソナ像に合わせて使いやすさを意識することも大切です。サイト訪問者の年齢層やホームページを閲覧するタイミング、使用する媒体なども考慮して、文字の大きさやボタン、リンクを調整しましょう。

■動作確認・公開

デザインが確定し、コーディング、システム構築まで完了したら、本番環境で公開する前に、テスト環境での最終チェックを行います。スマートフォンやパソコンなど、異なるブラウザやデバイスでの表示や操作を確認します。

エラーやトラブルに加え誤植やリンクミス、フォーム送信後にユーザー側、企業側で必要な通知やページ遷移が行われるかも慎重にチェックしていきます。外部委託先に任せきりにせず、自社でもしっかり最終確認を行い、問題がなければ公開作業に進みます。

5.ホームページ(Webサイト)公開後の対応

リニューアルサイトが公開されたら、次の2点を行いましょう。

■旧サイトから新サイトへのリダイレクト確認

現行サイトからドメインやページURLを変更した場合、リニューアル後のサイトへ転送が必要です。301リダイレクトは、Webサイトの変更時に使用されるhttpステータスコードの1つで、検索エンジンに旧URLから新URLへの転送を通知し、ユーザーが旧サイト・ページにアクセスしても自動的に新サイト・ページにリダイレクトされるようになります。
ページ評価を引き継ぐために、検索エンジンからの反映状況を確認する際には全ページの対応表を作成しておくと良いでしょう。

■ホームページリニューアルのお知らせ

サイトリニューアルをおこなったら、リニューアル告知をおこないましょう。告知により閲覧数が一時的に増加し、特にキャンペーンや新サービスへの興味が高まり、コンバージョンが増加する可能性があります。

告知の手法としては、メディアへの掲載も期待できるプレスリリース配信サービスや、自社で運営するSNSやメールマガジンを使用した告知などがあります。配信のタイミングも、ターゲットとなる担当者が最も注目しやすい時間帯を選定し、サイトの価値を最大限に引き出しましょう。

関連記事:BtoBマーケで必要なWeb集客とは?顧客獲得を成功させるポイント

ホームページ(Webサイト)リニューアルの成功ポイント

ホームページ(Webサイト)のリニューアル範囲を検討

法人営業をおこなう企業の場合、リニューアル時にコーポレートサイトとサービスサイトを分ける方法もあります。先述したように、コーポレートサイトはブランド認知の強化、サービスサイトは成約のための顧客育成を目的としているため、それぞれ役割やターゲットが異なります。

課題の洗い出しからサイトリニューアルで強化したいポイントを踏まえて、獲得導線を強めるためにコーポレートサイトはそのまま活用しつつ、販売したい商品・サービスに特化した見込み客向けのコンテンツを、サービスサイトとして切り分けるリニューアル方法もあります。

要件定義で決めた方針からブレずに進める

サイトリニューアルを進めていくうえで起こりがちな問題が、デザインなど視覚的な情報が見えてくるほど「主観」の意見が増えるという傾向です。個人の好みや意見が飛び交うようになると、本来目指していた方針から外れた議論が起こりがちです。

社内の推進者やプロジェクトの担当者が、本来の要件からずれないように進行していきましょう。また、決定事項の議事録エビデンスをしっかりと残すことで、客観的に経緯を振り返ることもできます。

リニューアル後のスムーズな運用を考慮

Webサイトは常に最新の情報が掲載されていることが大切です。
特に法人営業をおこなう企業にとっては、顧客や投資家からも認識されているか、検索エンジンを経由しての評価が非常に重要といえます。公開後も更新を続けられることがポイントになることを意識しましょう。

近年では、Webサイトからの顧客獲得を見据えて、リニューアルと同時にマーケティングオートメーションの導入もセットで検討するケースが増えてきています。

CRMを基盤としたHubSpotなら、見込み客の管理・コミュニケーションの自動化だけでなく、コンテンツ作成や分析、SFA機能へと広げることが可能です。新たにシステムを開発することなく、Salesforceなどの外部ツールとも連携が非常に簡単です。

関連記事:HubSpotは何ができる?初心者の「使いづらい?」を解決する3つのポイント

ホームページ(Webサイト)リニューアルの成功事例

ここからは、実際に私たちタービン・インタラクティブでサイトリニューアルをサポートさせていただいたお客様の成功事例をご紹介します。

製造業ホームページリニューアル事例:お問い合わせ2倍、メルマガから受注増

中京重機株式会社様
事業:建設機械器具及び付随する機械の販売・整備・修理、レンタル

■ホームページリニューアル前の課題

中京重機株式会社様はインターネットが登場する前から、当時の業界では珍しい、重機の価格をオープンに掲載した冊子を取引先に配布し、その公平な姿勢が評価されていました。
業界では他社に先駆けて1999年に自社サイトを立ち上げ、webサイトからの集客にも成功した実績のある企業です。しかし、時代の流れとともに検索順位が徐々に低下していったことからリニューアルを検討されました。

■ホームページリニューアルの内容

・アクセス解析、ユーザーテスト、社内ワークショップ、ペルソナ・ジャーニーマップなど様々な角度から現状分析、本質的なビジネス戦略の練り直し
・SEO対策したコンテンツ制作
・販売、顧客管理に使用していたSalesforce(セールスフォース)に、マーケティング運用を促進するHubSpot(ハブスポット)を連携。ブログやSNS、メルマガ、SEO対策などコンテンツ運用を実施。

■ホームページリニューアルの成果

  • 売上にも直結する電話での問い合わせが2倍程度に増加
  • メルマガからの問い合わせで、商品の相談や受注を受ける機会も増加
  • SEOでは商品名のキーワードで検索順位がアップ、新たな検索キーワードも獲得

中京重機株式会社様の詳しい事例はこちら
https://www.turbine.co.jp/showcase/casestudy/chukyo-juki

製造業ホームページリニューアル事例:アクセス数3倍、コンバージョン8倍

株式会社ユニバンス様
事業:自動車部品等の製造・販売

■ホームページリニューアル前の課題

株式会社ユニバンス様は、高い技術力を武器に、多くの自動車関連メーカーとの取引を広げてきた企業です。当時のホームページは、少しコンテンツを変えるだけでも制作会社に依頼しなければならないなど更新が難しく、タイムリーな情報更新ができないという課題を抱えていました。
また、求職者に対して企業の魅力を伝えられない採用活動での課題、自動車業界全体の激変や社内体制の変化を背景に、効率的な新規開拓営業もおこなっていく必要があり10年ぶりのリニューアルを検討されました。

■ホームページリニューアルの内容

  • 「技術者集団」「世界品質」「グローバル」などの求職者に強く訴求するメッセージを打ち出し、ブランディングと人材獲得に向けたメッセージの強化
  • 広報、営業活動も支援するツールHubSpotを導入。社内でコンテンツ管理とマーケティング活動、そしてセールス活動との連携までがワンストップ化

■ホームページリニューアルの成果

  • 検索順位改善によりアクセス数が3倍、資料ダウンロード数やお問合せなどWebサイトからのコンバージョンも8倍に増加
  • HubSpot CMSによるタイムリーな更新を実現

株式会社ユニバンス様の詳しい事例はこちら
https://www.turbine.co.jp/showcase/univance