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導入間近!?気になるDislikeボタンの真実

作成者: 長谷川 徹|2015年10月06日

Facebookに「Dislikeボタン(ディスライクボタン)が導入されるかもしれないというニュースを、みなさんご存知でしょうか?(※2015年10月6日現在)

Facebookの代表的な機能であるこの「Likeボタン」。あらゆるボタン界のヒエラルキーの中でも頂点に立つボタンと言えるでしょう。まさしくKing Of Button・・・。

しかし、こう思う方多いはず。「Likeボタン」以外にも別の意味を込めたボタンがあればいいのに・・・と。

そんな皆さんに朗報です。

「Likeボタン」とは逆の意味を持つ「Dislikeボタン」が開発中だと米FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏が名言したのです。

よしっ!!とうとうLikeボタンの逆の意味を持つ「Dislikeボタン」が導入されるぞー!!

・・・いやいやいやいやいやいやいやいや。

ちょっと待ってください。Facebookで「Dislikeボタン」とか、どう考えても炎上する元ですよね。

「Dislikeボタン」と聞いただけだと、そう思う人も少なからずいるはずです。はい、自分もそう思いました。

 

さすがにそんな危険なこと、Facebookがするはずない!!
と思って調べてみたところ、やはりこの「Dislikeボタン」、単にbadな意味で使われるわけではなさそうです。

そもそも名称がまだはっきり決まってない

現地時間2015年9月15日にFacebook社が米カリフォルニア州の本社で開催したユーザーとの質疑応答セッションでのこと。

ザッカーバーグ氏はそこで、

「単なるDislikeボタンは作りたくなかった。なぜならFacebookを人々が他人の投稿にアップやダウンの投票をするフォーラムにはしたくないからだ。それはわれわれが作りたいコミュニティーの姿だとは思えない」

と語っています。

実際そもそもDislikeボタンという名前自体Facebook社が決めたものではなく、メディアが仮につけた名前のようです(ここではひとまず「Dislikeボタン」と呼ばせていただきます)。

したがって名称も本当にDislikeボタンとなるか否かは今だ未確定ですし、このような発言からもbadな意味だけを持つボタンになる可能性はほぼ0%といっていいと思います。

Dislikeボタンの使いどころ

それでは「Dislikeボタン」はどのような意味合いをもってどのような時に押すべきか?という問いに対してザッカーバーグ氏はこのように言っています。

「本当に欲しいのは、共感を表す方法だ。
あなたが悲しいことをシェアする時、それが今起きていてあなたの心を傷める難民問題であれ、家族の死であれ、それにLikeするのは心地良いものではない」

確かに「Likeボタン」は肯定の意味合いを強く持つことから、文脈にそぐわない場面も数多くあります。

「共感する」というような意味のボタンがあればより相手に想いが伝わりますよね。

さて、日本では?

以上の話は英語圏でのお話。われわれ日本人はLikeボタンを「いいね!ボタン」と呼んでいますが、新しいボタンがどのような呼ばれ方をするのかが最大の焦点です。

なぜなら日本語では様々な意味合いがあるから。

「ひどい」「いやだ」「嫌い」「難しい」「つらい」「怖い」など、「いいね」以上にネガティブなワードは多様な意味合いを持ちます。

今回のDislikeボタンが実際にどのような仕組みで運用されるのかはまだ明らかになっていませんが、ザッカーバーグ氏は「シンプルなやりとりを設計するのは驚くほどややこしい」と語っています。

ただ、ひとつ言えることは「Dislikeボタン」がうまく導入されることは、今まで以上に相手に想いが伝わるということ。

導入が待ち遠しい今日この頃です。

皆さんはいかがですか?